【インターネット・Web】仕組みをざっくり解説

本コースの概要

スマホでYouTubeが見られるのはなぜ?Webとインターネットって同じもの?
そんな素朴な疑問を、プログラミング初心者でも5分で理解できるレベルまで噛み砕いて説明します。
専門用語をできるだけ避け、例え話を交えて、あなたが「全体像」をつかめるように構成しました。

学び終えたあなたが目指す姿

まずは簡易的にインターネットとWebについての知識を習得していきましょう!

  • 「インターネット」と「Web」の違いを説明できる
  • スマホやPCで動画やサイトが見られる仕組みをざっくり語れる
  • プログラミング学習に入っても背景知識でつまずかない

インターネットとは? ざっくり理解しよう

インターネットとは、世界中のコンピュータ同士をつなぐ巨大なネットワークです。
道路に例えると、あなたのスマホやパソコンが「家やお店」、インターネットはそれらを結ぶ「道路網」。
道路があるから、家から他の町や国へ行けるように、インターネットがあるから世界中のコンピュータと情報をやり取りできます。

ここで重要なのは、インターネットはあくまで道そのものということ。道があるだけでは何も運べません。荷物を運ぶためには「車」が必要になります。

Webとは? インターネットとの違い

Web(World Wide Web)は、インターネットの上で動く情報提供サービスのひとつです。
さきほどの道路の例えでいうと、Webは道路を走る「車」。その車が運んでいる荷物がWebサイトや動画、画像といった情報です。

つまり、

  • インターネット:道路
  • Web:道路を走る車
  • 情報(Webページや動画):車が運ぶ荷物

この違いを押さえておくと、「インターネット=Web」ではないことがスッと理解できるはずです。メールやオンラインゲームもインターネットのサービスですが、Webではありません。

あなたのスマホでYouTubeが見られる理由

では、スマホでYouTubeを再生するとき、裏では何が起きているのでしょうか?流れを順に見てみましょう。

1. アクセス開始

あなたがスマホで「youtube.com」を開くと、スマホは「YouTubeってどこにあるの?」とネットに問いかけます。

2. DNSが住所を教える

ここで登場するのがDNS(Domain Name System)です。DNSは、インターネットの「住所録」や「電話帳」のような存在。
コンピュータ同士は人間が覚えやすい文字(例:youtube.com)ではなく、IPアドレス(例:142.250.196.206)という数字で通信します。

DNSは、この名前(ドメイン)を数字(IPアドレス)に変換する役割を担っています。

例え話:

  • あなた:「YouTubeに行きたい!」
  • DNS:「住所は東京都〇〇番地(IPアドレス)です」
    住所が分かったら、あとはそこに向かうだけです。

3. サーバーとのやり取り

スマホはDNSから受け取った住所をもとにYouTubeのサーバーにアクセスします。サーバーは動画データを送り返し、あなたの画面で再生されます。

4. 超高速のやり取り

この「名前を数字に変換する」作業はほぼ一瞬。普段意識しませんが、Webページや動画を見るたびに、必ず裏で動いている重要な仕組みです。

3問お試しクイズで理解度チェック

  1. インターネットとWebは同じ意味?(はい/いいえ)
  2. DNSは何の役割を持つ?
  3. YouTubeの動画データはどこから届く?

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こうした背景を理解すると、HTMLやCSS、JavaScriptなどのWeb技術を学ぶとき、仕組みがイメージしやすくなります。
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まとめ

  • インターネットは「道路」、Webは「車」
  • DNSは住所録のような役割で、ドメイン名をIPアドレスに変換する
  • あなたが動画やサイトを見られるのは、この仕組みが一瞬で働いているから

これを押さえておけば、ITやプログラミングの学習がぐっと理解しやすくなります。